子供に「静かにしなさい」は難しい
泣いてばかりのわが子が、お話を始めたときってホントうれしいですよね!
本を読んだり、外の音を聞いてどんどん吸収していく姿は、ほほえましい限りです。
ただ、お話が好きすぎると困ることも。。
人が多く集まる場所や電車の中、静かにしなければいけない病院など。
そういうところに限って、「ママぁ!」って大きな声を出して
こっちがびっくりすることも
お話をすることはいいことですが、声の大きさについては、
急にその場で「静かにしなさい」と注意しても、なかなか難しいことです。
だから、あらかじめ少しずつ、お家で声の大きさについて繰り返し
伝えていくといいと思います。
声の大きさのレベルは大中小の3+1くらいから
声の大きさのレベルは大中小の3くらいから始めていいと思います。
使い分けがうまくできたら次第に増やしてもいいと思います。
わかりやすくするために
生き物の大きさで声を大きさを伝えます。
例)
アリさん…内緒話(静かな場所で使う声)
おさるさん…いつもの声
ゾウさん…大声(お遊戯や緊急時に使う声)
カメさん…無言(ここでは、お話ししない)
小鳥さん、猫さん、など身近な動物でもいいと思いですよ
ただ、声の大きさと動物の大きさは混乱するので比例するようにしてあげてください。
絵本を読みながら
好きな絵本を読むときに「今日はアリさんの声で読んでみようか」と伝えたうえで
小声でそっと読みます。
いつもより小さい声で話すことで、
声を聞きとるために、子供は集中して聞いてくれます。
お風呂で
意外と響く浴室、ここでも声の大きさを変えながら
「おサルさんより小さい声でお話しようか」と声の調整が必要なことを伝えます。
広い公園で
声の大きさを教えるのに難しいのが大声です。
普段生活していて大声を出すことってほとんどないです。
でも、ここぞって時には大声を出せないと助けてほしい時、人を呼ぶことができません。
最近では、小学校の安全教室の時にわざわざ大声を出す練習をするそうです。
身近な場所ですと広めの公園がいいと思います。
(周りに人がいない海やカラオケなどが理想ですがあまり身近ではないので)
公園などで子供と距離を取りながら、声を大きくしていくのがいいと思います。
ただ、やりすぎると近所迷惑になるのでほどほどに。
まとめ
大事なことは、場所によって声の大きさを使い分けることを教えていくことです。
電車の中や病院で急に大きな声で子供が話し始め、あわてて親が「しー!」と子供の話をさえぎって
黙らせてしまいますが、なんで「しー!」なのか理解できない子供は、しばらくするとまた、話始めます。
声の響く場所で、話し始める子供にイライラする親を見ていると
こちらが心苦しい思いをします。
子供は大好きな人と話がしたいだけなのに。
お互いのためにも、お話を始めた子供には早めに声の大きさについて教えてあげてください。
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